はじめに
イギリスに住むと、さまざまな場面で日本との違いを感じることが多いです。特に日常生活の一部である「お買い物」において、文化や習慣、流通システムの違いが色濃く反映されます。このブログでは、イギリスでのお買い物事情を日本と比較しながら、どのような違いがあるのか、またそれぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
1. スーパーマーケットの種類と規模
イギリスでは、日本と同様にスーパーマーケットが生活の中心です。しかし、その種類や規模には違いがあります。イギリスのスーパーマーケットには、Tesco(テスコ)やSainsbury’s(セインズベリーズ)、Morrisons(モリソンズ)などの大手チェーンがあり、全国展開しています。これに対して、Lidl(リドル)やAldi(アルディ)といった低価格のスーパーマーケットも多く存在し、低価格で商品を購入できます。
また、イギリスのスーパーは店舗によって、食品以外にも衣料品や日用品、電化製品まで取り揃えていることもあります。大型の店舗では、一度にすべての買い物を済ませることができるのが便利です。ただし、日本のスーパーほど生鮮食品の種類が豊富ではないこともあり、特に現地のスーパーで日本の食材を探すのは難しいです。
2. 商品ラインナップと品質
イギリスのスーパーでは、基本的な食材は揃っていますが、商品ラインナップや品質において、日本とは異なる点がいくつかあります。例えば、パンやチーズ、乳製品の種類が豊富で、特にパンは日常的に食べることが多いイギリスならではのバリエーションが楽しめます。一方で、日本では一般的な調味料や食品、例えばしょうゆやみりん、豆腐などは限られた店舗でしか手に入らず、場合によっては割高になります。
また、イギリスのスーパーで販売されている野菜や果物は、日本に比べて鮮度や見た目が異なると感じるかもしれません。イギリスの気候や流通の違いが影響しているためですが、こうした点は現地のマーケットやファーマーズマーケットを利用することで、より新鮮で品質の良いものを手に入れることができます。
3. 価格とコストパフォーマンス
価格の面では、イギリスと日本では大きな違いがあります。一般的に、イギリスの物価は日本に比べて高く、特に外食費や日用品、衣料品などが割高に感じることが多いです。一方で、低価格のスーパーや、プライベートブランド商品をうまく活用することで、日常の食費を抑えることが可能です。また、イギリスでは「Buy One Get One Free」や「3 for 2」などの割引が頻繁に行われており、こうした機会を上手に利用することで、お得に買い物をすることができます。しかし、このような割引商品は賞味期限が近い場合もあるため、注意が必要です。
4. 支払い方法とキャッシュレス化
イギリスでは、キャッシュレス化が非常に進んでおり、スーパーも含めほとんどの店舗でクレジットカードやデビットカード、さらにはスマートフォンのモバイル決済が利用可能です。特に、コンタクトレス決済が広く普及しており、小額の支払いでもカードをかざすだけで完了するため、現金を使う機会はほとんどありません。これに対して、日本ではまだ現金払いが主流であり、一部の地域や店舗ではカードが使えないこともあります。イギリスに滞在する際は、カード決済を中心に考え、必要最低限の現金だけを持ち歩くのが良いでしょう。また、Apple PayやGoogle Payといったモバイル決済アプリを設定しておくと、より便利です。
5. オンラインショッピングと宅配サービス
イギリスでは、多くの人がAmazonや各スーパーマーケットのオンラインサービスを利用しています。特に、食品のオンライン注文は、時間指定の宅配が可能で、忙しい人にとって非常に便利です。但し、宅配サービスを利用する際は配送料がかかることが一般的で、特に少額の注文では配送料が割高になるため、まとめ買いをするか、一定額以上の注文で配送料が無料になるサービスを活用するのが良いでしょう。オンラインショッピングの他にも、イギリスではサブスクリプションサービスを利用してる人も多いです。定期的な買い物の手間を省き、安定した価格で商品を手に入れることが可能です。
6. マーケットと専門店の活用
イギリスには、伝統的なマーケットや専門店が数多く存在し、地元の新鮮な食材や独自の商品を購入することができます。例えば、ロンドンのBorough MarketやブリストルのSt Nicholas Marketなどは、観光客にも人気のスポットです。これらのマーケットでは、スーパーではあまり手に入らない商品や、地元の生産者から直接購入できる食材が揃っており、質の高い食材や、オーガニック食材を求める人にとって魅力的です。また、専門店では、日本食材やアジア系食材を取り扱う店舗も増えており、現地で日本の食材が手に入らない場合に役立ちます。ロンドンやマンチェスターなどの大都市では、日本食スーパーやアジア系の食材店が多く、日本からの輸入食品や調味料を購入することができます。現地にいながらも日本の味を楽しむことが可能です。
まとめ
イギリスでのお買い物は、日本とは異なる点が多く、最初は戸惑うかもしれません。しかし、現地の文化や習慣に慣れることで、お買い物も楽しみの一つになります。スーパーマーケットやマーケット、オンラインショッピングなどを上手に活用し、自分のライフスタイルに合った買い物の方法を見つけてください。日本との違いを楽しみながら、イギリスでの生活をより豊かに過ごしていきましょう。
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