1. ネパールのストリートフードってどんなもの?
ネパール料理は、チリパウダーやコリアンダー、クミンパウダー等のスパイスをふんだんに使った風味豊かな料理です。
ストリートフードは現地ではその名の通り、屋台のような小さなお店で買えるようですが、イギリスではネパールレストランや、お家で手作りで食べます。
そして、ネパール料理に欠かせない唐辛子!ピリッとした辛さと風味豊かな料理で、子供から大人まで大人気です。
辛いものが苦手な人は唐辛子抜きで試していただいても楽しめます。(付き合いたては辛いものが苦手で唐辛子抜きを良く作ってもらっていました。)
2. 定番ストリートフードの紹介
定番のイギリスでも食べられる6つのストリートフードを、紹介します。
モモ(Momo)

モモはネパール版の餃子です。
ポーク、チキン、ベジタブルのオプションがあり、大量のすりおろし玉ねぎとスパイスでとてもジューシー!蒸し餃子が主流で、チャツネというトマトベースのソースと一緒に食べます。蒸す以外にも、揚げ餃子やスープで食べる方法もあり、それぞれおいしさが違うので、すべて試してもらいたいです!

義実家で手作りで食べるときは、はじめにタネを作り、そのあとに粉から皮をつくり、皆で餃子を包みます。ある程度できたら一度できた分を蒸し、皆で食べ、その後また続きを包み、できあがったら食べの繰り返しで楽しい時間です。
チャッパテ(Chatpate)

ネパール一番人気のあるワイワイ(Wai wai)というインスタントラーメンを使ったサラダ・スナックです。
主に、細かく切ったじゃがいも、キュウリ、トマト、玉ねぎ、ワイワイとパフライスをスパイスやレモン汁と合わせて食べます。お店や家庭によって作り方は少し異なりますが、わたしの旦那はこの材料を使うことが多いです。野菜もいっぱいとれて、軽い感じがネパール料理のなかで一番好きで、休みの日のお昼ごはんや、少しお腹が空いたときに作ってもらっています。
パニプリ(Pani puri)

パニプリはプリ(Puri)という小麦粉を練って作られた丸いなかが空洞の生地に具材を詰めてパニ(Pani)という冷たいスープを注いで食べます。
具材は茹でたじゃがいもにひよこ豆、玉ねぎ、コリアンダーとスパイスを混ぜ合わせたもの。
パニはネパール語で「水」という意味します。水にタマリンド(酸っぱい果実)、レモン、スパイスを混ぜたスッキリとしたスープです。
プリ(Puri)に小さな穴をあけ、具材を詰めて、その上にパニ(Pani)を注いで一口で食べます。
パクッと一口で食べられる簡易さとスッキリとした味付けが人気で、ハウスパーティーやイベントで前菜として出てくることが多いです。
チャウメン(Chowmein)

チャウメンは中国発祥の炒め麺料理ですが、世界中でさまざまなアレンジがされており、ネパールでも大人気のストリートフードです。
基本的には中華のチャウメンと同じ材料ですが、コリアンダーやクミンパウダーをを使うことによってネパール独自の味付けになっていると思います。
日本の焼きそばと似ていますが、焼きそばは甘辛ソースが一般的でチャウメンは醤油やチリソースの風味が強いのが大きな違いです。
比較的に簡単に作れるので、野菜をたくさん消費したいときなどに作っています。
アルニムキ(Aloo Nimki)

アルニムキの基本的な構成はネパールのポテトサラダにニムキという小麦粉を練ってあげたクラッカーのようなものを混ぜて作ります。
ポテトサラダ部分はシンプルな味付けでスパイスと玉ねぎ、コリアンダー等が入り、そこに揚げたニムキを和えます。さくさくの食感とホクホクのじゃがいもがクセになる組み合わせです。
あまり家では作らないのですが、じゃがいも大好きな私はネパールレストランに行ったら絶対に頼む一品です。
セルロティ(Sel Roti)

セルロティはネパールの伝統的な揚げ菓子で、お祭りやお祝い事に欠かせない料理です。揚げたては外はさくさく、中はモチモチで大きな輪っか状のドーナツのような形をしています。
主な材料は米粉とお砂糖で日本のおせんべいやかりん糖に少し似た感じがします。
結婚式やティハールという大きなお祭りの時期には必ず作られて、各家庭によって味が異なる日本で言う「おふくろの味」がある料理だなと思います。
親戚のおうちでいただくことも多いですが、やはりはじめて食べて食べなれているお義母さんの作るセルロティが一番美味しいのです!
3. ネパール料理、日本人の私にはこう感じた!
ネパール料理に初めて触れた時から、その風味が大好きでした!最初は辛い料理が苦手だったので、辛さゼロで作ってもらっていましたが、今では辛さがないと物足りなく感じるように…。
ネパール料理独特のスパイス使いや風味は、一度はまるとクセになる美味しさです。今では、辛さが加わることでさらに魅力が引き立ち、食べるたびに新たな発見があり、ますます好きになっています。
また、日本料理でもポテトサラダやコロッケが好きなわたしは、じゃがいもの新しい食べ方を知ることができて、とても嬉しいです。
4. まとめ | 食から知るネパール文化の魅力
ストリートフードとして紹介した6つのネパール料理ですが、家庭で手作りで食べることも多いです。家族や親戚・友人と集まるのが大好きなネパール人は大切な人との時間を手作り料理を振る舞うことで、おもてなしの心や親密さが表現され、温かい文化が感じられます。
また、多民族・多言語の国であるネパールは、それぞれの地域や民族によって異なる調理法や味付けがあり、食を通して独自の魅力にふれあうことができます。
作り方や食べ方など質問があればコメントをお願いします。では、また〜
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